父親である自分は積極的に育児参加してるのに、なぜか妻は不満げ・・・。それ、協力の仕方に問題があるのかも!?
目次
まえがき
最近は、積極的に育児参加するパパさんが増えてきましたよね。
街でも子供を連れたパパさんをよく見かけるようになりました。
しかし、ママさんの声に耳を傾けてみると、
「父親である夫に比べて、母親である私のほうが負担が大きい」
という意見が多く見られます。
パパさんとしては、育児に参加するからには、ママさんにも喜んでもらいたいですよね。
逆に、せっかく積極的に育児をしているのにママさんから文句を言われてしまうのは、寂しいことだと思います。
「積極的に育児参加しているはずのパパさん」と「自分ばかり負担が大きいと感じるママさん」。
このすれ違いはどうして起こるのか、解説したいと思います。
統計に見る男性の育児参加事情
日本労働組合総連合会が公表した「男性の家事・育児参加に関する実態調査2019」によると、
仕事がある日に父親が行っている育児は、以下の通りです。
1位:子どものお風呂 (37.0%)
2位:子どもの遊び相手(34.6%)
3位:子どもを起こす (32.0%)
この結果を基に、ママさんが
私ばっかり負担が大きいなぁ・・・
と思ってしまう理由を考察していきます。
妻が夫の育児に不満をもつのはなぜ?
妻と同じくらい育児に参加しているはずのに、妻は「自分の負担が大きい」と言う。
そんなときは、以下の点を振り返ってみてください。
- 「楽しくない子育てタスク」を引き受けているか?
- 「子供と直接関わらない子育てタスク」を引き受けているか?
- 「子育て以外の家事」を引き受けているか?
- 自分に余裕がないときでも、積極的に育児に参加できているか?
「楽しくない子育てタスク」を引き受けていますか?
子育ては総じて幸せなものですが、楽しいことばかりではありません。
子育てタスクの中にも、比較的楽しいタスクと辛いタスク、易しいタスクと難しいタスクがあるでしょう。
- 子供の遊び相手をする
- 子供をお風呂に入れる
- 子供に絵本を読む
- おむつを替える
- ミルクを飲ませる 等
- 夜泣きする子供をあやして寝かしつける
- 嫌がる子供にご飯を食べさせる
- お漏らしや吐き戻しの後片付けをする
- 兄弟げんかの仲裁をする
- 病気の子供を看病する 等
「育児に積極的に参加している」と自負しているパパさんは、比較的辛い または 難しいタスクをママさんと同じくらい引き受けているでしょうか?
比較的楽しい または 易しいタスクに偏ってはいないでしょうか?
ここに偏りがあると、たとえ子供に関わる時間がママさんと同程度であったとしても、ママさんに不公平感が募り、「パパが育児に協力的ではない」と感じさせる原因になってしまいます。
また、子供の機嫌がいいときだけ世話をし、機嫌が悪くなるとママさんにバトンタッチしがちなパパさんも、同様の不公平感を与えることになるので注意が必要です。
「子供と直接関わらない子育てタスク」を引き受けていますか?
子育てタスクは、何も子供と直接関わる事柄だけではありません。
- 子供が汚した衣類の洗濯
- 子供が散らかした部屋の片付け
- 保育園の持ち物準備や連絡帳への記入
- 離乳食の準備・後片付け
- 消耗品(おむつ、ミルク、おやつ等)の補充
このように、子供と直接関わらない子育てタスクも数多く存在します。
パパさんは、このようなタスクも十分に引き受けているでしょうか?
子供と直接関わる子育てタスクにばかり参加して、子育てに積極的に参加しているつもりになっていないでしょうか。
そもそもパパさんが気づいていないタスクも多くあるかと思いますが、こういった点にも気を遣わなければ、ママさんに
子供の相手をするだけで、私と同じだけ子育てしてる気になってるんじゃないわよ!!
なんて思われてしまいます。
「子育て以外の家事」を引き受けていますか?
もちろん、家庭には「子育て以外の家事」も膨大にあります。
食事の準備と片付け、掃除、洗濯、食材の買い出し、消耗品の在庫管理 等々・・・挙げればばキリがありません。
パパさんは、それらの家事をどの程度担っているでしょうか?
子育てに積極的なのはママさんとしても嬉しいことなのですが、子育てばかりに気を取られて「子育て以外の家事」への協力が疎かになっては、ママさんはどうしても不公平に感じてしまうでしょう。
パパが子供と遊んでくれるのはいいけど、私は家事に追われてて子供と遊ぶ時間もない・・・
それなのに子供は「ママは全然遊んでくれないからパパのほうが好き!」なんて言うし・・・やってられないわ!!
なんて思わせてしまわないように、家事も積極的に担うことが大切です。
自分に余裕がないときでも、積極的に育児に参加できていますか?
もう一つパパさんに顧みていただきたいのは、「自分に余裕がないときでも積極的に育児に協力できているか」です。
ここが、多くのパパさんが見落としがちな点です。
たとえママさんと同じくらい育児に関わっていたとしても、ここができていないとママさんに負担が偏ってしまいます。
なぜなら、パパママの状況にかかわらず、子育てをお休みすることはできないからです。
パパかママのどちらかに余裕があるときは、余裕のある方が担えばよいでしょう。
問題は、パパとママの両方に余裕がないときです。
ママさんも余裕がないときにパパさんが子育てをお休みしてしまったら、ママさんはしんどくてもすべての子育てタスクをこなさなければなりません。
例えば、
パパ、ママ、朝だよー!
おなかすいたから、朝ご飯作ってよ!
ママー、お兄ちゃん、お腹空いたってー。俺、昨日接待で遅かったから、もうちょっと寝るわー。
私だって下の子の夜泣きで寝不足なのに・・・
というようなことが何度もあると、 いくら普段は積極的に育児参加していても、ママさんに「パパは私がしんどいときに助けてくれない」と 思われてしまいます。
夫が育児参加しても妻が不満に思う理由 まとめ
- 「楽しくない子育てタスク」を引き受けていますか?
- 「子供と直接関わらない子育てタスク」を引き受けていますか?
- 「子育て以外の家事」を引き受けていますか?
- 自分に余裕がないときでも、積極的に育児に参加できていますか?
いかがだったでしょうか。
ドキッとしたパパさんも多いのではないでしょうか。
せっかく積極的に育児をするのであれば、ママさんに不公平感を与えてしまうのは勿体ないですよね。
普段から育児に積極的なパパさんも、以上の点に気をつけて、ママさんと協力しあいながら育児を楽しんでくださいね!
妻に「私ばっかり子供の世話をしてるじゃないの!」と言われてしまった・・・
僕はかなり育児に参加してる方だと思うんだけどなぁ・・・