夏の肌トラブル ~日焼け~

 春から秋にかけては紫外線も強く、日焼けが気になる季節。ひどいときには、火傷のように赤くなったり、ヒリヒリと痛みます。ひどいときには、赤く腫れ、水疱が出来ることも・・・
 そんな、日焼けについて、今回は解説します。

日焼けの概要

日焼け(ひやけ)は、紫外線を皮膚に浴びることにより、皮膚が赤く炎症を起こす急性症状(サンバーン sunburn)と、人体の色素のメラニンが皮膚表面に色素沈着すること(サンタン sun tanning)である。サンバーンでは日焼けから2-6時間後には赤くなり次第に痛みを増し、しばしば後日に皮剥けを起こすが、サンタンは数日後に見られやや遅い。日焼けの影響として皮膚がんが知られる。

日焼けの治療には、日焼けが軽度であれば、保湿したり、冷やしたり、脱水に注意して水分補給を行う。日焼けの防止には、日傘や帽子、衣類を用い、露出部位に日焼け止めを使う。

Wikipediaより引用

 低月齢ほど重症化する傾向にある日焼け。

 まずは、屋外での紫外線対策をしっかりとしましょう。紫外線は室内へも侵入します。
なるべく窓の近くで遊ばせたり、寝かせたりしないようにしましょう。

日焼けには、2種類ある?

サンバーンとサンタン

 実は、日焼けには2種類の状態を示す単語があります。それが「サンバーン(sunburn)」と「サンタン(suntan)」です。これらは、日本語ではどちらも “日焼け” と呼ばれていますが、サンバーンは紫外線にばく露した数時間後から現れる赤い日焼 け(紅斑)を示しており、サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く黒い日焼 けを示す言葉です。

環境省 紫外線環境保健マニュアル2020より抜粋

 ですので、日焼けをして炎症や水疱ができる原因の日焼けは、サンバーンと言うことになります。

どうしてなるの?

 日焼けは、紫外線によって皮膚がダメージを受けますことにより皮膚が炎症を起こすことを言います。

 紫外線を大量に浴びると軽いやけどのような炎症が起こります。そして、ダメージを受けた肌を守ろうとメラニン色素が過剰に作られるので肌が黒くなります。
 しかし、赤ちゃんはメラニン色素が少なく、紫外線への防御力が弱いので大人よりも日焼けしやすく、重症化しやすいのです。

日焼けの症状とは?

日本皮膚科学会HPより引用

 ひどい時には火傷のように赤く腫れたり、水泡ができたり、皮膚が剥けたりします。
広範囲を日焼けすると、ぐったりして熱を出したり、脱水症状を起こすこともあります。

 紫外線は曇りの日でも降り注いでいます。
赤ちゃんは皮膚が薄くて弱いので、ちょっと紫外線に当たっただけで、
すぐ赤くなったりヒリヒリと痛みます。

 低月齢ほど重症化しやすいので注意しましょう

日焼けの原因 紫外線について

 太陽の光には、目に見える光(可視光線)のほかに、目に見えない 赤外線や紫外線が含まれています。紫外線とは地表に届く光の中で、最も波長の短 いものいいます。

環境省 紫外線環境保健マニュアル2020より抜粋

 紫外線は波長の領域とそれに伴う性質によって、A、B、Cの3つに分けられます。

 C領域紫外線(UV-C)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全にさえぎられて地表には届きません。また、B領域紫外線(UV-B)も同様にオゾン層などにさえぎられて 地表に届く量が減りますが、完全にさえぎられるわけではありません。この地表に 届く量がオゾン層の変化に影響されることから、現在地表に届くUV-Bの増加が懸 念されています。また、A領域紫外線(UV-A)は、UV-BやUV-Cに比べて影響は小 さいですが、その多くが地表に届くため、長い時間あたると肌などに影響があるこ とが懸念されています。

紫外線の強さ

 紫外線の強さは、時刻や季節、さらに天候、オゾン量によって大きく変わります。
同じ気象条件の場合、太陽が頭上にくるほど強い紫外線が届きます。一日のうちでは正午ごろ、日本の季節では7月から8月に最も紫外線が強くなります。
 山に登ると空気が薄く、より強い紫外線が届きます。標高の高いところに住む人たちは低いところに住む人たちと比べてより強い紫外線を浴びるため、より大きな影響を受けます。また、雪や砂は紫外線を強く反射するので、スキーや海水浴のときには、強い日焼けをしやすくなります。

紫外線の性質
  • 薄い雲ではUV-Bの80 ~ 90%が透過します。
    屋外では太陽から届く紫外線量と空気中で産卵して届く紫外線量がほぼ同等になっています。
  • 地表面の種類により紫外線の反射率は、大きく異なります
    (新雪80 %、砂浜10~20 %、コンクリート・アスファルト10 %、水面10~20 %、草地・芝生、土面10 %以下)。
  • 標高が1000m上昇するごとに紫外線量は10 ~12%増加します。
    年間で見ると、屋内で働く人は屋外で働く人の10 ~ 20%の紫外線を浴びています。

(WHO:Protection against exposure to ultraviolet radiation1995)

紫外線量

 紫外線の強さに時間をかけたものが紫外線量になります。
したがって、弱い紫外線でも長い時間浴びた場合の紫外線量は、強い紫外線を短時間浴びた場合と同じになることもありますので注意が必要です。

夏になりやすいのはどうして?

 紫外線は5月ごろから増え始め夏にピークを迎えます

 紫外線は、5月頃から急激に増加し、10月頃まで降り注ぎます。
 夏は肌の露出も多く、お出かけの機会も増えるため、紫外線にさらされ日焼けをしてしまう
結果になります。

日焼けの予防方法は?

日焼けの予防チェック
  • 外出する時は紫外線が少ない時間帯(10時から15時以外)にしましょう
  • 長袖長ズボン、帽子の着用、ベビーカーのホロを下ろす、日傘をさす等直射日光に当たらないようにしましょう
  • 日焼け止めクリームを塗りましょう

 以前に紫外線対策について書きましたので、ご参考にしてください。

日焼けのホームケア

冷たいタオルで患部を冷やす

 火傷と同じように、冷たいタオルで患部を冷やします。保冷剤を手ぬぐいやガーゼなどに包んで当てても良いでしょう。

シャワーは、ぬるめの温度に設定して

 湯船につかると日焼けをした部分が痛むので、ぬるめの温度に設定したシャワーを利用しましょう。
また、水圧は弱めに設定しましょう。

保湿ローションを塗る

 日焼けした部分は、乾燥してしまいます。
 クールダウンして炎症を抑えるためにも、消炎作用のある保湿ローション塗るのがおすすめです。

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