子供が産まれたあとも仕事を続ける場合、子供を保育園に入れるタイミングを悩みますよね。
最近は保育園に入るのが難しくなっていることもあり、やむなく0歳児での入園を考えている方も多いかと思います。
この記事には、実際に息子が0歳児クラスに1年間通った経験から、0歳で入園してよかったことを詰め込みました。
0歳児入園で申し込んだけど、ほんとにこれでよかったのかな…?
保育園は決まったけど、仕事を辞めて保育園も辞退したくなってきた…
なんて思っている方に向けて書いた記事です。
この記事には、「0歳で入園してよかった!」を詰め込みました。
もちろん0歳入園ならではのデメリットもありますが、そこは他のブログやSNSを見て既にご存じで、だからこそ0歳入園に対してお悩みなのだと思います。
そんな読者さんの不安を吹き飛ばしたいから、この記事には「よかったこと」しか書きませんでした。
これを読んで、0歳の子供を保育園に預けることに対して少しでも前向きな気持ちになってもらえると嬉しいです。
目次
息子を0歳から保育園に預けた理由
私たちが息子(第一子)を0歳から保育園に預けることにしたのは、
希望の保育園に確実に入るため でした。
職場から近く送迎がラク かつ 見学して「ここなら安心して預けられる」と感じた園に確実に入るためには、比較的競争の激しくない0歳児クラスに応募するしかなかったのです。
入園する2020年4月時点の息子は、生後6か月。
正直、まだ一緒にいたい気持ちもありました。
0歳児の枠で希望の保育園に入れるか、希望の保育園に入れないのを覚悟で1歳の4月まで育休を延長するか悩みに悩んで、0歳児での入園を決めました。
あれから1年。
この記事を書いている今は、息子が0歳児クラスで過ごす最後の日です。
当時はいろいろと悩んだりもしましたが、今となってはこの1年を保育園で過ごしてよかったと思っています。
その理由を、お伝えしていきたいと思います。
0歳で入園してよかったこと① 食事
子供に合った離乳食の進め方を教えてもらえた
保育園に預けてなかったら…
離乳食の本どおりに進めようとして、子供のペースに合わせてあげられなかったかも
保育園に預けたら…
子供のペースに合わせて離乳食を進めてもらえた
我が家の息子は第一子なので、私はもちろん離乳食を用意するのは初めてでした。
とりあえず離乳食の本を買ったのですが、本のとおりに食べてもらえず悩んだこともありました。
個人差があるので様子をみながら進めましょう
と本に書かれてはいるものの、
様子をみてもよくわからないんですけど…
なんて思っていました。
ところが、保育園に入ってからは離乳食の進め方で悩むことはなくなりました。
なぜなら、子供が食事をする様子を毎日見ている保育士さんや栄養士さんが都度適切なアドバイスをくれたから。
飲み込むのがまだ苦手なので、しっかりとろみをつけてあげてください
しっかり噛めるようになってきたので、おかゆから軟飯に替えていきましょう
食べ物に手を伸ばす様子が見られるので、手づかみ食べできるメニューを取り入れてみてください
などなど、その時その時の子供の成長に合ったアドバイスをもらえたのが本当にありがたかったです。
先生たちのおかげで、離乳食の本を見てアレコレ悩むこともなくなったわ
栄養満点&バリエーション豊富な給食を食べてきてくれた
保育園に預けてなかったら…
食事の準備が大変だったりメニューがマンネリ化したりで、栄養の心配をしていた
保育園に預けたら…
「給食食べてるから…」と思うだけで心身ともに負担が減った
入園したばかりの頃は、給食がこんなにありがたいものだなんて知りませんでした。
というのも、入園時点で息子はまだ6か月。
離乳食初期から中期に移行するくらいの時期で、食べる量も品数も少なかったこともあり、当時はまだ息子の食事はあまり負担ではありませんでした。
給食のありがたさが身に沁み始めたのは、3回食が始まってから。
栄養のメインが母乳やミルクから離乳食に移行する時期なので、やはり栄養バランスが気になるものの、そこまで考えて毎日3食作るのは正直かなり大変です。
そのうえ、せっかく作った離乳食を食べてもらえなかったりすると、栄養も心配だし精神的にもつらいものがありました。。
その点、給食は
- 栄養バランスばっちりで
- 家ではなかなかできない料理も出してくれて
- 完食できるように先生たちががんばってくれる
と、私の心配をカンペキに解消してくれました。
ぐずって夕飯をあまり食べない日でも「給食食べてるし、まぁいいや」と思えてすごく気が楽になったわ
大変な後片付けが1回減って楽になった
保育園に預けてなかったら…
食べさせるのと後片付けが大変すぎて発狂してたかも
保育園に預けたら…
園で1食食べてきてくれるだけで精神的にかなり楽になった
大人が食事を口に運んで食べさせているうちは、大変なのは調理と食べさせることだけでした。
しかし、1歳を過ぎて自分で食べるようになると、ここに後片付けが加わります。
これが、もう思った以上にものすごーく大変でした。
まず、こぼす。めちゃくちゃこぼす。
服もテーブルもイスも床もぐっちゃぐちゃになります。
それだけでもしんどいのに、さらにスープをわざと床にひっくり返したり、魚を握りつぶした手で髪の毛を触ったりもします。
練習のためだから…
と見守ろうとするものの、
毎回食事のあとは心身ともにクタクタでした。
息子くんの世話をしてる間に自分のごはんは冷めきってるし…
そんな大変な食事の時間が1日3回から2回に減って、しかも上手に食べる練習までさせてもらえるんですから、保育園と給食には本当に頭が上がりません。
また、子供に昼食を食べさせなくてもいいということは、その時間大人はゆっくりごはんを食べられるということになります。
これだけで、驚くほど心に余裕が生まれました。
温かいごはんを自分のペースで食べられるなんて贅沢…♡
0歳で入園してよかったこと② 生活
規則正しい生活が身についた
保育園に預けてなかったら…
規則正しい生活なんて無理だった
保育園に預けたら…
アッサリと規則正しい生活が身についた
保育園では、決められたスケジュールの中で一日を過ごします。
例えば息子の保育園では、
11時に給食を食べて、12時からお昼寝して、15時におやつを食べて…といった具合に、毎日同じタイムスケジュールで過ごしていました。
すると、規則正しい生活リズムが自然と身についてきたんです。
これって、自宅保育だとなかなか難しいですよね。
入園前の私も、一応規則正しい生活を目指して頑張ってみましたが、
- 一緒に寝坊した
- あまりお昼寝できなくて夕方機嫌が悪くなった
- 逆にお昼寝しすぎて夜眠れなくなった
などなど、規則正しい生活なんてもう全然ムリでした。
子供の生活リズムが整ってると、休日のお出かけの予定が立てやすかったわ♪
早いうちから集団生活を経験できた
保育園に預けてなかったら…
他の子供と会う機会はほとんどなかった
保育園に預けたら…
毎日たくさんの子供と一緒に過ごせた
他の子供たちと一緒に過ごすことは、子供の成長によいと言われています。
しかし自宅保育の場合、特に一人っ子だと、他の子供に会う機会はあまりありません。
子育て支援センターなどに行けばそのような機会をつくることができますが、忙しい日々の中、頻繁に連れていくのもなかなか大変です。
出不精の私は、育休中一度も支援センターに行かなかったわ…
その点保育園では、毎日たくさんの子供と一緒に過ごすことができました。
お友達とのふれあいを通じて息子が学んだことは、本当にたくさんあったと感じます。
教室で泣いてるお友達の頭を優しくなでる息子の姿に感動したものだわ
0歳で入園してよかったこと③ 遊び
毎日思いっきり遊んでもらえた
保育園に預けてなかったら…
家事との両立や体力的に、なかなか全力で遊んであげられなかった
保育園に預けたら…
先生が毎日思いっきり遊んでくれる
家事をしながら子供と遊ぶのは、実質不可能です。
めいっぱい子供と遊びたい気持ちはあるものの、やらなければならない家事があるとどうしても
洗い物終わるまでちょっと待って
なんて言いながら、子供との遊びを後回しにしてしまいます。
月齢が小さいうちはそれでもいいのですが、ある程度大きくなってくると
俺に構えーーー!!!
とばかりに家事の邪魔をするようになったりして、家事も遊びも中途半端…なんてことも。
また、家事が終わったとしても、疲れていたり寝不足だったりするとなかなか全力で遊んであげられないことも多々あります。
しかし保育園では、先生方が子供のことだけに集中して遊んでくれます。
これって、子供にとってはすごく大きいと思うんです。
息子の場合ですが、保育園ではほぼ毎日
給食完食、お昼寝12:30-15:00
なのに、週末自宅にいるときは
お昼は残す、14時すぎても寝ない
みたいな状態だったので先生に相談したところ、
園では午前中すっごくたくさん動いてるからだと思いますよ
とのお返事が…。
思いっきり遊ぶからこそ、お腹が空いてごはんもよく食べるし、ほどよく疲れてしっかりお昼寝もできていたんです。
家にいるときもちゃんと遊んでいるつもりだったのですが、息子にとっては全然足りていなかったんだ…と反省。
毎日そんなにたくさん遊ばせてくれる保育園には感謝しかないわ
家ではなかなかできない遊びをたくさんさせてもらえた
保育園に預けてなかったら…
準備片付けが面倒な遊びはなかなかさせられなかった
保育園に預けたら…
泥遊びや絵の具遊びもなどもたくさんさせてもらえた
準備や片付けが大変な遊びも、保育園ではやらせてもらえます。
たとえば泥遊びは、手指の発達に良いと言われているものの、洗濯の大変さを思うとなかなか重い腰があがりません。
絵の具を使った遊びは、部屋が汚れるのが心配で、家でやるのは躊躇してしまいます。
しかし保育園では、そういった遊びをためらいなくやらせてもらえます。
「泥の中を泳いだの?」と言いたくなるようなズボンやカラフルな絵の具のはねたTシャツが汚れ物袋に入っているのを見る度に、
これだけ汚れる遊び方って、先生たちすっごく大変よね
これは家ではさせてあげられないわ…
と、感謝の気持ちでいっぱいになります。
それから、大人数での遊びも、家で子育てしていたら絶対させてあげられなかったと思います。
たとえば、先日息子は「縁日ごっこ」を楽しんできました。
5歳児クラスのお兄さんお姉さんが縁日のお店を開いている教室に行って買い物をする、という遊びだったそうなのですが、後日園からいただいた写真には、それはそれは楽しそうに品物を選ぶ息子の姿が映っていました。
こんな遊び、家にいたら絶対経験させてあげられなかったと思います。
こんなにいろんな遊びを経験できて、きっと息子も楽しいわ
年上の子たちとの遊びを通じての学びがたくさんあった
保育園に預けてなかったら…
年上の子供に会わせる機会なんて皆無
保育園に預けたら…
年上の子たちからたくさん可愛がってもらい、いろんなことを学んできた
入園してから知ったことなのですが、0歳児クラスの子たちは保育園のアイドルです。
先生方はもちろん、年上の子たちからもめちゃくちゃ可愛がってもらえます。
少し年上の子と一緒に遊ぶのは発達によいと言われています。
これは、大人よりは年の近い「ちょっと年上の子供」の動きを真似することで様々な動きを身につけるからなのですが、保育園はその環境が当然のようにあります。
息子も、いつの間にか「バイバイ」や「どうぞ」を覚えてきて、先生が教えてくれたのだと思って聞いてみると
私たちが教えることもありますけど、上の子たちを真似して覚えたんだと思いますよ
とのことでした。
息子は一人っ子だから、園のお兄さんお姉さんの存在はすごく大きいわ
0歳で入園してよかったこと④ 親の心身の余裕
希望する園に入れたので送迎の負担が小さかった
0歳で入園していなかったら…
1歳児クラスの激戦に敗れて、会社から遠い園に通っていたかも
0歳児で入園したから…
会社に近い第一希望の保育園に入れて時間に余裕のある生活ができている
冒頭にも書いたとおり、私たちが0歳児入園を決めた最大の理由は希望の園に入るためだったのですが、本当にこの判断は正解でした。
息子が通う保育園は自宅と会社のちょうど真ん中にあるため、送迎の負担がほぼありません。
おかげで、すごく早起きすることも帰宅後ヘトヘトになることもなく、私も息子の前ではわりと機嫌よく過ごせています。
特段の事情がない限りは小学校に上がるまで同じ保育園に通うことになるので、送迎の負担が小さいことは本当に本当に重要でした。
時間に余裕があると笑顔で過ごせるから、子供にとっても嬉しいことよね
預ける際に泣くことがほとんどなかった
0歳で入園していなかったら…
私から離れるのを嫌がって毎朝泣いていたかも
0歳児で入園したから…
あっさり園生活に慣れ、私から離れても泣くことがなかった
預けるときにあまり泣かなかったことも、0歳で入園しておいてよかったと思うことのひとつです。
入園児6か月だった息子は、保育園に預けられても何が何だかわかっていなかったようで、 私が近くにいなくなったことにも気づいてない様子でした。
私の性格を考えると、教室の前に泣きじゃくる息子を置いて仕事にいくのは結構つらいので、泣かずに通ってくれたのは本当に助かりました。
もちろん子供の性格によるところが大きいとは思いますが、自我が芽生える前から「保育園でママと離れて過ごすのが当たり前」という状態に慣らしておけたのは大きかったな、と思います。
自我が芽生える頃には、自分から進んで教室に入っていったわ。
それはそれでちょっと寂しいんだけど…
保育園大好きっ子だった息子ですが、1歳児クラスに上がったゴールデンウイーク明け、急に保育園イヤイヤモードになってしまいました。
保育園に到着するとギャン泣きし、靴を脱がせると暴れ、教室から逃亡を図る日々…。
当然、泣きわめく息子を先生に預けて仕事に行かなくてはなりませんでした。
こんなに泣きじゃくる息子を置いていくなんて、耐えられないかも…
と思っていたのですが、いざギャン泣き息子を置いて保育園を出ると、そんなに可哀想だと思わなかったのです。
なぜなら、保育園は息子を大切に預かってくれることを知っていたから。
すぐに泣き止んで楽しく過ごしてくれることがわかっていたから、安心して大泣き息子を置いて仕事に行けたんです。
同じ大泣きでも、
慣れてない、どんな場所かもわからない保育園
に置いていくのと、
信頼関係が築けていて、子供が楽しく過ごしてるとわかっている保育園
に置いていくのとでは、親のメンタルの負担が全然違いますよ。
朝は泣いてても、お迎えのときはいつもご機嫌だったわ♪
息子の保育園イヤイヤ期は1か月足らずで終わり、今はまたご機嫌に登園するようになりました。
育児の悩みをいつでもプロに相談できる安心感が大きかった
保育園に預けてなかったら…
毎日スマホで検索しまくってさらに不安になっていたかも
保育園に預けたら…
いつでもプロが話を聞いてくれる安心感があるから、ゆったりした気持ちで育児ができた
はじめての育児は、不安だらけでした。
今思えば、育休中は常に何かに悩んでスマホで検索していたような気がします。
これが、保育園に通い始めるとパッタリなくなりました。
理由はもちろん、プロの保育士さんがいつもついててくれたから。
少しでも心配なことがあれば、送り迎えのときに担任の先生に相談すれば丁寧に答えてもらえました。
逆に、先生の方から気になったことをお知らせしてくれることもたくさんありました。
プロがついててくれる安心感のおかげで、ゆったりした気持ちで息子と過ごせたわ
保育園に預けたからこそ、息子が可愛くて仕方がなかった
働く母が増えたとはいえ、未だに
そんな小さい赤ちゃんを保育園に入れるなんて可哀想に…
なんて言われてしまうことがあるのも現実です。
そんな風に言われてしまうと、お母さんは
子供に申し訳ないことしてるのかな…
と不安になってしまうかもしれません。
しかし、
実際に保育園の0歳児クラスに1年間通った私たちの経験から言うと、可哀想とか申し訳ないなんてことは全くありません。
息子は息子で保育園を楽しんでいたし、親としても保育園に預けてよかったと思うことが圧倒的に多かったです。
たしかに、可愛い息子と一緒にいる時間は短くなりました。
でも、その分一緒にいるときはたくさん密なコミュニケーションを取るようになったので、息子に対する愛情が減ったなんてことは決してありません。
それに、日中は子育てから離れて過ごせたからこそ、一緒にいられる時間は息子が可愛くて仕方ありませんでした。
個人差があるので一概には言えませんが、少なくとも私は、朝から晩まで息子といるよりも一緒にいられる時間が限られていたほうが、機嫌よく余裕をもって子育てができたと思います。
この記事を読んでくださった方が、少しでも0歳から保育園に預けることに対して前向きな気持ちになってくれたら、幸いです。
0歳で保育園に入れることも考えてるけど、こんな小さい子供を預けても大丈夫かな…?