粉ミルクの成分と種類~オススメの粉ミルク~

 皆さんは、お好みのミルクはありますか? 
粉ミルクの成分と種類ミルクはより母乳に近いものに進化しています。
今回は、粉ミルクの成分と、各社粉ミルクについて徹底解説します。

最近の粉ミルクは母乳に近い成分に作られている。

 粉ミルクはより母乳に近いものに進化しています。現在市販されている粉ミルクは、牛乳を原料にして加工されたものですが、長年の研究と改良により母乳に大変近いものになっています。

 主要成分の組成には基準がありますが、より良いミルクを作るために各メーカー独自の開発研究が重ねられているため、製品ごとに少しずつ特徴が異なっています。

 例えば、明治さんでは 6千人以上のお母さまの母乳を分析する「母乳調査」を実施しており、40年以上にわたり「明治ほほえみ」だけを飲んで育った赤ちゃんの「発育調査」まで実施しているようです。(明治HPより)。

グラフ
明治HPより引用
ママに協力いただいた母乳サンプル
明治HPより引用

 また、先天的に栄養素の代謝異常がある赤ちゃんのための「治療用ミルク」や、「ミルクアレルギー用ミルク」、「フォローアップミルク」など様々な種類の粉ミルクが市販されています。

ミルクに含まれている主な成分

炭水化物

 炭水化物(糖質)のほとんどは乳糖で脳の発達を助けます。お腹の調子を整える母乳オリゴ糖や、シアル酸配合のものもあります。

タンパク質

 タンパク質は体の組成を作る大切な栄養素です。カゼインなどのほか、初乳に多く含まれるラクトフェリンを配合したものもあります。

脂質

 脂質はエネルギー源で、体に不可欠な必須脂肪酸の供給源です。数種類の植物油を使い、脂肪酸バランスを母乳に近づけています。

ビタミン・ミネラル

 ミネラルは、骨や歯を作る重要な成分です。母乳に近づくようバランスよく配合されています。母乳に不足しがちなビタミンKも強化されています。

主要メーカー人気育児用ミルクのご紹介

グリコ アイクレオ バランスミルク

妻 とまと
妻 とまと

グリコから販売されている、アイクレオ。
他社のミルクと比べて、味は濃いめのような気がします
(私の感想です。)
母乳に近い「香り」「色」「塩分」を目指していることも特徴ですね。
また、紙パックの液体ミルクを販売していることも特徴ですね。外出時にも簡単に授乳出来ます!!

ただ、他社製品と比較してお値段が高めです。

飲みっぷりがいい!母乳に近い「香り」「色」

 母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です。アイクレオ バランスミルクは、母乳をめざし 成分ひとつひとつと原料にこだわった 赤ちゃんの繊細な体にやさしいミルクです。
 小さな体と心を想い、赤ちゃんに理想的な栄養である母乳に近づけたミルク。母乳と同じくらいの乳糖を配合し、母乳に近いあっさりした甘さを実現しました。母乳に近いおいしい香りを作り上げます。
 また、やさしい黄色は、初乳の栄養素の一つ、β-カロテンから。初乳と同じくらいの量、配合しました。

 母乳と同程度の塩分量におさえました。ビフィズス菌を増やすオリゴ糖は、たくさんの種類があります。そのうち、母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合しました。

 赤ちゃんの体内で DHA に変わるα-リノレン酸は、母乳成分の一つです。そのα-リノレン酸を含むエゴマ油を配合しました。ミルクの風味づくりにも一役買っています。

母乳とミルクの混合栄養にもおすすめです。

【栄養成分(100g当たり)】
エネルギー 523kcal、たんぱく質 12.0g、脂質 28.0g、炭水化物 55.8g、灰分 2.2g、水分 2.0g 他

【価格】
800g=2634円  1gあたり3.29円

和光堂 レーベンスミルク はいはい

妻 とまと
妻 とまと

なんと言っても、ランニングコストが安い!!
Amazonの定期便だと、かなり安くなりますし、自宅まで届けてくれるので非常に便利です。
あと、おまけも付いてきたりします。

赤ちゃんとママのことを考えて母乳に近づけました。

母乳には含まれないβグロブリンを低減するとともに赤ちゃんの発育に大切なDHA・アラキドン酸、母乳中にも見出されるガラクトオリゴ糖を配合

母乳が不足したり、あげられない時に安心してご利用いただけるように、永年の母乳研究と乳児栄養の知識に基づいてつくられた育児用ミルクです。

0ヶ月から1歳のお誕生の頃まで。

【栄養成分(100g当たり)】
エネルギー 518 kcal、たんぱく質 11.4 g、脂質 27.8 g、炭水化物 56.0 g、灰分 2.4 g、水分 2.4 g 他

【価格】
810g=1714円  1gあたり2.11円

森永 はぐくみ

妻 とまと
妻 とまと

我が家は、この「はぐくみ」を使用しています。子供の保育園でも使用しているという理由もありますが、
調乳の際に、お湯に非常に溶けやすいと感じます。
時間が無い朝でも、すぐにミルクを作ることができます。
欠点だと思うのは、フタが半開きにならない点です。調乳の際には、フタを外す必要があるので、少し手間に感じます。

はぐぐみの特長 ①栄養成分の量とバランスが母乳に近い ②赤ちゃんを守る、成長を助ける成分を配合

● 森永はぐくみは、最新の母乳研究の成果をもとに、栄養成分の量とバランスを母乳に近づけたミルクです。

● 甘すぎない風味

● サッと溶けて調乳ラクラク

● 3種類のオリゴ糖を配合し、さらに母乳に近づけました。

● 乳幼児の発育に重要なDHAとアラキドン酸を日本人の母乳の比率に近づけています。

● 新生児期(0ヵ月)から1歳頃まで、母乳が足りない時に安心してお使いいただけます。

【栄養成分(100g当たり)】
熱量:512 kcal、たんぱく質:11.0 g、脂質:27.0 g、炭水化物:57.0 g、灰分:2.3 g、水分:2.7 g  他

【価格】
810g=1940円  1gあたり2.39円

明治 ほほえみ

妻 とまと
妻 とまと

ほほえみには、「らくらくキューブ」という固形ミルクも販売しています。計量する動作が必要ないので、誰でも簡単にミルクを調製出来ます。
また、外出時にも非常に役に立ちます。

また、最近は液体ミルクも販売しており、我が家では非常用に1ケース常備しています。

母乳で育つ赤ちゃんと同じ成果を目指して生まれた粉ミルク  明治は、粉ミルクの一つ一つの成分を母乳に近づけ、母乳で育つ赤ちゃんの成長を目指す、「母乳サイエンス」に取り組み続けています。これまで、その取り組みとして、6千人以上のお母さまの母乳を分析する「母乳調査」を実施し、また、40年以上にわたり「明治ほほえみ」だけを飲んで育った赤ちゃんの「発育調査」を実施してきました。

●明治は、粉ミルクのひとつひとつの成分を母乳に近づけ、母乳で育つ赤ちゃんの成長を目指す、「母乳サイエンス」に取り組み続けています。

これまで、その取り組みとして、4千人以上のお母さまの母乳を分析する「母乳調査」を実施し、また、40年以上にわたって「発育調査」を実施することで、延べ20万人以上の赤ちゃんの発育を調べ続けてきました。

● 赤ちゃんの発育にとってアラキドン酸(ARA)とDHAのそれぞれの量が重要です。「明治ほほえみ」は日本で唯一、アラキドン酸(ARA)、DHAの両方を母乳の範囲まで配合しています。

【栄養成分(100g当たり)】
熱量:506 kcal、たんぱく質:11.1 g、脂質:26.1 g、炭水化物:57.7 g、灰分:2.3 g、水分:2.8 g  他

【価格】
800g=2350円  1gあたり2.93円

雪印ビーンスターク ビーンスターク すこやかM1

妻 とまと
妻 とまと

すこやかは、ミニスティックを販売していますよね。
新生児のうちは、スティックを購入したとしても1回に100mLも飲まないので廃棄ロスが生じます。
すこやかは、50mL分だけ調製出来るミニスティックを取り扱っている点で嬉しいですよね。
あと、すこやかも最近液体ミルクを販売したみたいです。
各社企業努力がうかがえます。すごい・・・

 2015年から開始した第3回全国母乳調査からの研究成果を生かし、母乳に含まれる成分を配合しています。

「母乳から学び、その成果を生かすこと。」安心してお使いいただける粉ミルクをお届けするために、私たちが一番大切にしていることです。私たちは、1960年の日本初の全国母乳調査からおよそ30年ごとに3回にわたる大規模な調査を行い、現在にいたるまで母乳研究を続けています。これまでにシアル酸、母乳オリゴ糖(ガラクトシルラクトース)、リボ核酸などの母乳成分の配合を実現してきました。

今回、ビーンスタークすこやかM1は全国母乳調査からの最新の研究成果を生かし、日本で初めて育児用粉ミルクに「オステオポンチン」を配合しました。*1

赤ちゃんのために、そしてお母さんのために、母乳研究を生かした商品をこれからも開発し続けます。

*1オステオポンチン配合の乳児用調製粉乳として(2019年3月時点)

【栄養成分(100g当たり)】
エネルギー514kcal、たんぱく質 11.1g、脂質 27.8g、灰分 2.2g  他

【価格】
800g=2302円  1gあたり2.87円

知っておきたい フォローアップミルク

 フォローアップミルクについて少しお話ししたいと思います。フォローアップミルクは鉄分を補うことが主目的です。鉄分と鉄分を吸収するビタミン C が育児用ミルクに比べて多いのが特徴です。
 育児用ミルクのように大切な微量元素が入っていないので、乳児用ミルクの代用にはなりません。
必ずしも使わなくて OKですが、9ヶ月過ぎから離乳食と一緒に(併用して)使用すると良いでしょう。

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