哺乳瓶の素材って、たくさんあって迷いますよね。
まずガラスとプラスチックがあって、プラスチックの中にも種類があって・・・。
結局どれがいいの?
そんな疑問にお答えします!
目次
哺乳瓶にはガラス製とプラスチック製がある
哺乳瓶には、大きくわけてガラス製とプラスチック製があります。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
ガラス製哺乳瓶の特徴
まずは、一般的なガラス製哺乳瓶のメリット・デメリットをみていきましょう。
- 重い
→ 持ち運びが大変
→ 飲むのに時間がかかると手が疲れる - 落とすと割れたり欠けたりする
→ 危険
プラスチック製哺乳瓶の特徴
次に、一般的なプラスチック製哺乳瓶のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 衝撃に強く、割れにくい
→ 怪我の危険がない - 軽い
→ 外出時の荷物が重くならない
→ 飲ませる際、手にかかる負担が小さい
- 傷がつきやすい
→ 雑菌の繁殖が心配 - ニオイがつきやすい
- 熱が伝わりにくい
→ 冷ますのに時間がかかる
→ 表面と中のミルクで温度が違うことがある - 煮沸消毒や薬液消毒に対する耐性が低い素材がある
プラスチック製哺乳瓶の特徴は、おおまかにこんなところです。
しかし!
哺乳瓶に使われるプラスチック素材にもいろいろな種類があります。
もちろん、素材によって、耐熱性や耐薬品性が異なります。
ですので、プラスチック製哺乳瓶を買うときは、素材までしっかりチェックする必要があります。
プラスチック製哺乳瓶の素材
それでは、哺乳瓶に使われるプラスチック素材にはどんなものがあるのでしょうか。
哺乳瓶によく使われるプラスチック素材は、次の3つです。
- ポリプロピレン(PP)
- ポリフェニルサルホン(PPSU)
- トライタン
一つずつ特徴を説明していきますね。
ポリプロピレン(PP)
ポリプロピレンは、最も汎用性が高いプラスチックのひとつです。
タッパーやボウルといった台所用品からスーパーの買い物かごまで、幅広く使われている素材です。
耐熱温度は120℃で、煮沸消毒も電子レンジ消毒もOK。
ただし、薬液消毒には弱いという欠点があります。
色は、少し白みがかっています。
ポリフェニルサルホン(PPSU)
PPSUは、熱に強いことが特徴のプラスチックです。
耐熱温度は180℃で、薬液消毒にもPPよりは強い素材です。
色は、うっすら茶色がかった感じ。
医療機器にも採用されている上質なプラスチックなんですよ。
ただ、高機能な素材である分、お値段は少し高めになってしまいます。
トライタン
トライタンは、ガラスのような透明感と軽さが特徴のプラスチック素材です。
ただし、耐熱温度が110℃と低く、電子レンジによる消毒もできません。
哺乳瓶はPPSUがオススメな3つの理由
ここまで、哺乳瓶の素材について詳しく見てきました。
一般的には、
自宅で使うなら傷に強くて長持ちするガラス製、
外出先で使うなら軽いプラスチック製 を選ぶと良い
と言われています。
しかし、私がオススメするのは
自宅用にもプラスチック製哺乳瓶
です!
特に、PPSU素材のものを選ぶのがよいです。
私が使っているPPSU素材の哺乳瓶は、コレ!
それでは、PPSU製哺乳瓶を約1年間使い続けた私が、オススメの理由をお伝えします。
ちなみに、ガラス製の哺乳瓶もときどき使っているので、比較もばっちりです!
理由1:割れない
PPSUに限ったことではありませんが、プラスチック製の最大の魅力は割れないことでしょう。
私はしょっちゅう物を落とすタイプなので、割れない哺乳瓶は安心感があって良いです。
一度、ガラス製の哺乳瓶を落としたことがあるのよね。
幸い割れなかったけど、ヒヤヒヤしたわ・・・。
ママはそそっかしいから・・・。
理由2:軽くて手が疲れない
哺乳瓶が小さいうちは、ガラスでもいいんです。
しかし、哺乳瓶がある程度大きくなると、飲んでる間中ずっとガラス製の哺乳瓶を支えてるのはかなりツライです。
特に、大きめ哺乳瓶に買い換えたばかりのころは、飲むスピードもゆっくりで時間がかかるので、手がかなり疲れます。
ガラス製の240ml哺乳瓶は、5分も支えてると腕がだるくなるわ。
少し力を抜くと赤ちゃんに重みがかかっちゃうのも、良くないわね。
理由3:プラスチック製のデメリットは、実は大したことない
一般的に言われる「プラスチック製哺乳瓶のデメリット」は、実は大したことない。
これこそが、私がPPSU製をオススメする最大の理由です。
先ほど、プラスチック製哺乳瓶のデメリットは
- 傷がつきやすい
→ 雑菌の繁殖が心配 - ニオイがつきやすい
- 熱が伝わりにくい
→ 冷ますのに時間がかかる
→ 表面と中のミルクで温度が違うことがある - 煮沸消毒や薬液消毒に対する耐性が低い素材がある
と書きました。
しかし、実際にPPSU製哺乳瓶を使ってみたところ、これらのデメリットはそんなに問題にならないと感じたのです。
ひとつずつ見ていきましょう。
① 傷がつきやすい?
確かに、ガラスに比べると傷はつきやすいかもしれません。
しかし、傷がついて困るのは、哺乳瓶の内側だけですよね。
内側は、硬いブラシでこすったりしない限りは傷がついたりしません。
また、万が一内側に傷がついたとしても、きちんと消毒していれば、雑菌が繁殖することもありません。
うちでは専用のブラシで洗ってるわ。
柔らかいスポンジだから、傷を付ける心配はないわね。
② ニオイがつきやすい?
1年間ほぼ毎日使っていますが、ニオイはほとんど気になりません。
毎日きちんと洗浄・消毒していれば、ニオイの元となる物質が残ることはないのだと思います。
③ 熱が伝わりにくい?
これは、全くもってそのとおりです。
確かに、ガラス製に比べると冷ますのに時間がかかります。
それでも、マグカップ等に入れて水をチョロチョロ流しておけば、200mlを冷ますのに5分もかかりません。
私はミルクを冷ます間におむつを替えたりするから、
時間がもったいない思うことはあまりなかったわ。
④ 煮沸消毒や薬液消毒に弱い?
PPSUは、プラスチックの中でも薬液耐性の高い素材です。
我が家では、1年間毎日薬液につけて消毒していましたが、特に傷んでいる様子はありません。
ちなみに、最初の半年くらいはミルトンを使っていましたが、あとの半年はキッチンハイターを使っていました。
強力なハイターを使っても傷んでいなかったので、耐薬品性は高いのでしょう。
また、煮沸消毒についても、PPSUの耐熱温度は180℃なので全く問題はありません。
PPSU製の哺乳瓶は少しお高いけれど、その分素材はしっかりしてるわ。
薬液・煮沸・レンジとすべての消毒方法を使えるのが嬉しい!
オススメのPPSU製哺乳瓶
ピジョン 母乳実感 哺乳びん(プラスチック製)
我が家でも使っている哺乳瓶です。
赤ちゃんがママのおっぱいを飲むお口の動きを60年に渡って研究し作られた「母乳実感乳首」が特徴です。
洗いやすく調乳しやすい、広口タイプ。
コンビ テテオ 授乳のお手本 哺乳びん プラスチック製
母乳との併用がしやすいように、母乳の飲み方に近づけたこだわりの乳首が特徴です。
Mサイズの乳首は、なんと3ヶ月頃~18ヶ月頃まで使えます。
乳首とリングの位置合わせだけで流量を調整できる仕組みになっているんですね。
ドクターベッタ 哺乳びん ブレイン
オシャレな形のボトルが人気のBetta(ベッタ)。
赤ちゃんが自分で持って飲みやすいように設計されています。
もちろん、パパママが飲ませてあげる場合でも、持ちやすくてGoodです!
プラスチック製哺乳瓶ならPPSUがオススメな3つの理由 まとめ
- 割れない
- 軽くて手が疲れない
- プラスチック製のデメリットは、実は大したことない
特に、③が大きいですね。
哺乳瓶を選ぶ際、ひとつの参考になれば嬉しいです。
→ 雑菌が繁殖しにくい
→ ミルクを短時間で冷ませる
→ 消毒方法を選ばない