乳幼児がかかりやすい感染症

もうすぐ新学期、4月から保育園・幼稚園に通うお子様も多いでしょう。ちいさい子は、保育園でいろんな病気をもらってきますよね。 どんな感染症が多いの? どんな症状が出るの?

まえがき

妻 とまと
妻 とまと

息子くん、来週から保育園ね。
きっといろんな病気をもらってくるでしょうね・・・心配だわ。

あんなにたくさん予防接種してるし、大丈夫なんじゃないの?

弁理士 ばなな
弁理士 ばなな
妻 とまと
妻 とまと

予防接種があるのは、一部の感染症だけよ。
予防接種がない感染症には、保育園で流行しやすいものも多いのよ。

というわけで、乳幼児がかかりやすい感染症(予防接種がないもの)について調べてみました。

参考:ワクチン.net「感染症を知ろう」

なお、「予防接種のある感染症」については、こちらの記事をご覧ください。

乳幼児がかかりやすい感染症

感染性胃腸炎(ノロウイルス)

下痢、嘔吐を主な特徴とする胃腸炎です。

感染性胃腸炎

主な症状
嘔吐、下痢、腹痛

発生時期
通年だが、特に冬に多い

原因となる病原菌
ノロウイルス

感染経路
基本的に経口感染
・ウイルスに汚染された食品から
・感染者の糞便や嘔吐物から
の二通りの経路がある。

かかりやすい年齢
乳幼児~学童、成人まで

経過

治療法
ワクチンはなく、治療は輸液などの対症療法のみ

その他注意
健康な人は軽症で回復するが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、嘔吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することもある。
症状が回復しても10日間程度ウイルスが便中へ排泄される。二次感染を防止のため、手洗いを徹底すること。

登園可能条件
登園許可証:必要
主な症状が消失し、全身状態のよい者は登園可能

ヘルパンギーナ

高熱が出て、のどの奥や口蓋に水疱ができる夏風邪の一種です。水疱が破れると痛みを伴うので、脱水症状や食欲不振になりやすいため、水分補給を心がけましょう。

ヘルパンギーナ

主な症状
38~40℃の発熱、同時にのどの痛み。
発熱が1~3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛など

発生時期
主に夏期

原因となる病原菌
主としてコクサッキーウイルス(A群)

感染経路
経口感染(糞口感染)、飛沫感染、接触感染

かかりやすい年齢
4歳以下の乳幼児

経過
一般的に経過は良好で、後遺症は残らず、2~3日以内に回復

治療法
特別な治療方法はなく、症状を少し楽にする対症療法のみ

その他注意
急性期~回復期(発症後4週間後ごろまで)には、便からウイルスが排泄される

登園可能条件
登園許可証:必要
主な症状が消失し、全身状態のよい者は登園可能 。

手足口病

発熱とほぼ同時に、てのひら・足の裏・頬の内側の粘膜に盛り上がった水疱性の発しんができます。食事は酸味や塩分が少なく、のどごしがよいものを食べさせましょう。

手足口病

主な症状
感染3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性の発しん
約1/3に発熱が見られるが、高熱が続くことはほとんどない

発生時期
通年だが、特に夏に多い

原因となる病原菌
コクサッキーウイルス(A16型、A6型、A10型)、エンテロウイルス(71型)など

感染経路
経口(糞口)感染、飛沫感染、接触感染

かかりやすい年齢
乳幼児

経過
たいていは数日間のうちに自然に治る

治療法
特効薬はなく、特別な治療方法はない

その他注意
まれに、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがある。高熱。嘔吐・昏睡等の異常が見られたら、すぐに医療機関を受診すること。
回復後2~4週間は、便からウイルスの排泄あり。人に感染させるおそれがあるため、便や尿の処理には特に注意すること。

登園可能条件
登園許可証:必要
症状が改善し、全身状態のよい者は登園可能。

咽頭結膜熱(プール熱)

夏風邪の一種で、高熱が出てのどが腫れ、目が充血します。プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱ともよばれます。

咽頭結膜熱 まとめ

主な症状
発熱(38~39℃)、のどの痛み、結膜炎

発生時期

原因となる病原菌
アデノウイルス

感染経路
接触感染、飛沫感染
プールでの目の結膜からの感染や、感染者とタオル共用による感染

かかりやすい年齢
幼児~学童

経過

治療法
対症療法のみ

登園可能条件
登園許可証:必要
主要症状が消退した後2日を経過するまで

溶連菌感染症

高熱とのどの痛み、発しんやいちご舌(舌にいちごのような真っ赤なブツブツができる)が特徴です。有効な抗菌薬を使えば1~2日で発熱やのどの痛み、発しんが消えていきます。

溶連菌感染症

主な症状
突然の発熱、のどの痛み、全身の倦怠感、しばしば嘔吐

発生時期
通年

原因となる病原菌
A群溶血性レンサ球菌

感染経路
飛沫感染、接触感染

かかりやすい年齢
5~10歳

経過
通常発熱は3~5日以内に下がり、主な症状は1週間以内に治る

治療法
抗菌薬投与による治療

その他注意
発症数週間後にリウマチ熱、腎炎等の合併症をおこすことがある。
また、溶連菌が産生する毒素に免疫のない場合は、猩紅熱(発熱、咽頭炎、扁桃炎とともに舌がいちご状に赤く腫れる)に発展する場合がある。

登園可能条件
登園許可証:必要
抗生物質治療開始後 24 時間を経て全身状態がよければ登園可能
長くても初診日と翌日を出席停止にすればよい

突発性発疹

生まれてから初めての高熱という場合が多いです。高熱が3~4日続き、解熱後に赤い小さな発疹が全身に広がります。発熱したときはまず受診しましょう。

突発性発疹

主な症状
突然の高熱と解熱前後の発疹
熱があっても比較的元気なことが多い

発生時期
通年

原因となる病原菌
ヒトヘルペスウイルス(6型、7型)

感染経路
濃厚接触者などの成人の唾液中に排泄されるウイルスによる感染

かかりやすい年齢
6~24か月が最多で、4歳までにほとんどの小児が感染

経過
38℃以上の発熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに鮮紅色の発しん(斑丘疹)が体を中心に顔、手足に数日間出現

治療法
特別な治療方法はなく、症状を少し楽にする対症療法

その他注意
まれに下痢、眼瞼浮腫、大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)、リンパ節腫脹などが併発することもある。
熱があっても本人は元気で動き回ることもあるので、水分補給には気を付けること。

登園可能条件
登園許可証:不要
解熱後元気であれば登園可能

まとめ

病名 主な症状 かかりやすい年齢 登園許可証
感染性胃腸炎嘔吐、下痢、腹痛 乳幼児~学童、成人まで 必要
ヘルパンギーナ38~40℃の発熱、同時にのどの痛み
発熱が1~3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛など
4歳以下の乳幼児 必要
手足口病手・足・口に水疱性の発しん 乳幼児 必要
咽頭結膜熱発熱(38~39℃)、のどの痛み、結膜炎 幼児~学童 必要
溶連菌感染症突然の発熱、のどの痛み、全身の倦怠感、しばしば嘔吐 5~10歳 必要
突発性発疹突然の高熱と解熱前後の発しん 6~24か月が最多、
4歳までにほとんどの小児が感染
不要
妻 とまと
妻 とまと

どれもよく聞く病名ね。
きっと、息子くんも保育園でもらってくるんでしょうね・・・。

溶連菌以外は、治療法がないんだなぁ。
対症療法と、あとは十分に休養を取って回復を待つしかないんだね。

弁理士 ばなな
弁理士 ばなな
妻 とまと
妻 とまと

発熱が数日続く感染症ばかりね。
有給休暇、足りるかしら・・・。
病児保育に登録しておかなくちゃね。

病児保育って何??

弁理士 ばなな
弁理士 ばなな

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